「オールスター競輪・Ｇ１」（２１日、松戸）

　３日目１１Ｒで行われた「シャイニングスター賞」は中川誠一郎（３６）＝熊本・８５期・Ｓ１＝が制して、１着賞金の１７４万円（副賞含む）を手にした。

　レースは青板（残り３周）バックから激しく動いた。後方待機の稲垣裕之（京都）－稲川翔（大阪）が押さえにいくと、前受けの浅井康太（三重）、中団の武田豊樹（茨城）が抵抗。それでも稲垣は出切って先頭へ。中団は内に浅井、外に武田で並走。最終１角で武田は浅井と接触して落車。中川は浅井と連係を外してしまったが、立て直して最終２角から自らまくりに出て、井上昌己（長崎）とワンツーを決めた。

　中川は「青板バックからレースが動いてキツかった。浅井が武田さんともつれていたし、後ろに（井上）昌己も付いているから自力に切り替えた。（２日目のオリオン賞レースから）連勝で勝ち上がれたし、準決はもっとキッチリ仕上げて、決勝に進めるように頑張ります」と話した。