池田憲昭、意外な形で地元記念初決勝

 「玉藻杯争覇戦・G3」(1日、高松)

 池田憲昭(33)=香川・90期・S1=が絶体絶命のピンチを自力で切り開いた。地元ラインの3番手で準決10Rに挑んだが、打鐘で連結が外れて最終ホームはまさかの8番手。「(番手の)大西(祐)君が車体故障を起こしたのかと思って…。それでもレース前から、もし前がダメなら(自分で)行ってやろうと思っていた」。バックで迷うことなく自力を発動させると、鋭いまくり追い込みで前団をのみ込んだ。ゴール前は「意地の勝負だった」と山田英明(佐賀)を競り落として1着で決勝切符を手に入れた。

 意外な形での地元記念初決勝だけに「素直には喜べないけど、(準決10Rは)地元3人で1人は(決勝に)乗らないと格好がつかないと思った」と安どの表情で引き揚げてきた。準決には5人が名を連ねた香川勢だが、結局勝ち上がったのは池田のみ。地元勢によるVの可能性はこの男に託された。決勝は記念連続Vを狙う原田研太朗(徳島)の番手で勝負する。中部勢が強力だが、前を任せる原田も勢いなら負けていない。原田の果敢な攻めに乗って、池田が走り慣れたバンクで記念初優勝を狙う。

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