【POG】ポルトフォイユ白星発進狙う
「新馬戦」(28日、阪神)
POGファン期待の良血馬が早くも登場だ。ポルトフォイユ(牡、父ディープインパクト、栗東・高野)が、宝塚記念当日となる28日の阪神5R(芝1800メートル)でデビューする。「先々、大きいところで戦わせたい馬なので、千八でおろすことにしました。ここまで順調に来ていますよ」と高野師は笑顔をのぞかせた。
全兄は今年のダービーに駒を進めたポルトドートウィユ(12着)。曽祖母は83年オークス馬のダイナカール、祖母は97年の年度代表馬エアグルーヴという日本競馬が誇る華麗なる一族だ。「正直、立ち姿に気品があるのは兄の方。筋肉量も同時期の兄にはかなわない感じ。でも、走らせてみると全く劣らないですね。人間の言うことを冷静に聞ける力もあるし、気性面は弟の方がいい」と評価する。
この血統を知り尽くす武豊を背に、白星発進を決めたいところ。「カイ食いもいいし、つくべきところに肉がつけば楽しみ」と指揮官は将来の飛躍に期待している。