ジャパンカップ |
ペリエだ ロブロイG1連覇 | 2004/11/28・東京競馬場 | ||||||||||||||||||||||||||
目の前の12万の観衆に、そして世界のホースマンに見せつけた。これが日本のエースの豪脚だ。
「自分の馬が一番強いと信じて自信を持って乗った。2年続けて3着と悔しい思いをしていたし、余計にうれしいよ。ベリーハッピー!」。毎年短期免許で来日、日本のファンにおなじみの仏トップジョッキー・ペリエ。01年ジャングルポケットでJC初制覇を決めたあと02、03年はシンボリクリスエスで連続3着と1番人気を裏切っていた。そのうっぷんを晴らすには十分過ぎるこの日のパフォーマンスだった。 数分後、ペリエの顔は勝負師の表情からやさしいパパのそれに変わっていた。妻、そして幼い2人の愛娘が駆けよって祝福する。「家族はボクの一番のファン。3年前にJCをここで勝った後に彼女にプロポーズして結婚したんだ。多分、その時のことを思い出していたんだろうね」。妻のマリールイーズさんの目には涙が浮かんでいた。 ペリエとのコンビで天皇賞に続く2つ目のG1タイトルを手にしたゼンノロブロイ。今春までは勝ち切れない善戦マンだった。それが史上3頭目の天皇賞・秋、ジャパンC連覇。「子供だった昨年の秋とは見違えるようだ」とペリエは完全本格化を証言した。 もちろん次の目標は12月26日の有馬記念。ペリエは史上初の有馬3連覇を、ゼンノロブロイは00年テイエムオペラオーに続く史上2頭目の秋の“古馬G1・3冠馬”(達成ならボーナス1億円)を狙う。日本中の注目を集める年末のグランプリ。もちろん、真の王者として堂々の主役を張る。 |
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