有馬記念 |
レコルト圧勝 コースレコードだ | 2004/12/26・中山競馬場 | ||||||||||||||||||||||||||
“チョー気持ちいい!”今年の流行語大賞に選ばれたフレーズでストレートに喜びを表現したペリエ。「有馬記念のような大きなレースを3年連続で勝ててうれしい」とインタビューで答えていたが、この男にとっては秋の古馬GI完全Vや、グランプリ3連覇なんてことは赤子の手をひねるようなものなのかもしれない。
1〜2コーナーで一瞬息を入れたが、全体的には11秒台の厳しいラップで飛ばすタップダンスシチー。だがロブロイは何食わぬ顔でピッタリとマーク。直線早めにスパートして逃げ込みを図るタップを、涼しい顔をしたまま交わして前人未到の有馬記念3連覇を達成。着差はわずか半馬身差。タップの健闘を称える佐藤哲とハイタッチは感動的なシーンだった。 気になるのはやはり先輩シンボリクリスエスとの比較。「両馬とも素晴らしい馬。ロブロイがクリスエスより優れている点を上げるとしたら、クリスエスは精神的にエキサイトするところがあったが、ロブロイはリラックスして走れる」。もうシンボリクリスエスと肩を並べるところまで来た。 来年は日本のエースとして海外遠征のプランが浮上。当面の目標は上半期の欧州GIの総決算・キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS。「旅は長いが、日本でこれだけ強い競馬をするんだからできると思うよ」とペリエは心強い言葉を残して日曜の夜に帰国。この後はゆっくりと休暇をとり、2月の東京開催にはまた戻ってくる予定。 ゼンノロブロイとのコンビはしばらく見られないが、来年はまた新たな伝説を作ってくれるに違いない。 |
|||||||||||||||||||||||||||
|