平尾が完封「気合入れた」大阪桐蔭8強
「高校野球大阪大会・5回戦、大阪桐蔭10‐0生野工」(25日、舞洲)
大阪桐蔭の背番号「19」の長身左腕がマウンドで躍動した。チームでは197センチのエース・藤浪に次ぐ188センチ・平尾奎太(けいた)投手(3年)が五回コールドで2安打5奪三振完封。夏の大会初完投を飾った。「大阪大会で投げるのは最後かもしれないので、全力で結果を出そうと思った」と笑顔を見せた。
藤浪と同期の長身左腕として期待されていたが、昨年9月から半年弱、内臓疾患のため激しい運動を制限された。今大会直前の6月も絞り込み練習の影響で調子が上がらず「悩んだこともあったが、メンバー入りできたので気合を入れた」と何度も苦境を乗り越えた。
26日の準々決勝は昨夏の決勝でサヨナラ負けした東大阪大柏原が相手。西谷浩一監督(42)は藤浪の先発を明言し「総力戦。全力で立ち向かうだけ」と話した。