崇徳・野村ジュニア無念…初ヒットも
「高校野球・広島大会2回戦、瀬戸内5-1崇徳」(17日、コカ・コーラウエスト)
崇徳は瀬戸内に敗れ、甲子園の夢は果たせなかった。「1番・遊撃」で出場した広島・野村監督の長男・颯一郎主将は目に涙をため「自分が打てなかった。負けてしまい悔しい」と声を絞り出した。
プロ注目右腕・山岡の前にチームはわずか1得点。父が見守る中、三回の第2打席で今大会8打席目にしてようやく初安打となる右前打を放ったが、得点には結びつかなかった。
2月に左膝のガングリオン摘出手術を受けた。大会前になっても全体練習に参加できない日があったが、グラウンドに誰よりも早く出て水をまくなど、裏方としてチームを支えた。
高校3年間を「とてもチームワークが良かった。いい仲間に巡り合え崇徳の一員として野球ができたことに感謝している」と振り返った。卒業後は大学に進学し野球を続ける予定。新たなステージでの活躍を目指す。