広島工12点大勝で2年連続甲子園へ勢い
「高校野球広島大会・準々決勝、広島工12‐0呉港」(25日、しまなみ)
2年連続で甲子園出場を狙う広島工は、打線が爆発。12安打12得点で呉港に大勝した。
主役は、3安打3打点の4番・白川雄大外野手(3年)だ。初回1死一、二塁で先制点となる右前適時打。二、五回にも適時打を放った。「いい場面で打つことができた」。試合後は充実感にあふれた表情で汗をぬぐった。
チームは昨夏、20年ぶりに甲子園に出場した。だが、自身は広島大会の直前でメンバー落ち。聖地ではアルプス席からチームメートを見つめた。
広島に戻った後は、その悔しさをバネに打撃練習に力を注いだ。学校での練習を終え、帰宅後に1時間の自主練習。パソコンで動体視力の強化にも取り組んだ。
準決勝はプロ注目の右腕・山岡を擁する瀬戸内と対戦する。「絶対に打って勝ちたい」。力強く打倒・瀬戸内を誓った。