大阪桐蔭2年連続V!大阪で30連勝
「高校野球・春季大阪大会決勝、大阪桐蔭5-1大阪偕星学園」(10日、舞洲)
大阪大会決勝は大阪桐蔭が5-1で大阪偕星学園を下し、2年連続9度目の優勝を果たした。同校は激戦区の大阪で、昨春から30連勝に到達。西谷浩一監督(45)は待ち望んだ新戦力の台頭に目を細めた。
史上6校目の甲子園夏連覇へ、エース・田中に次ぐ2本目の柱が誕生した。準決勝に続き先発した左腕・高山優希投手(2年)が、連投にもかかわらず安定感のある投球を披露。「イメージは七回から田中でしたけど、高山でいった方がいいと思った」と指揮官が明かしたように、エースの助けを借りずに9回を1失点で投げきった。
センバツ準決勝で敗退した直後から西谷監督は「田中1人では勝てない」と言い続けてきた。春季大会8試合中、7試合で先発させた2年生左腕が一本立ちし「まだまだ(柱としては)細いですけど。5、6月でもっと大きくしたい」とは力を込めた。圧倒的な強さを誇る新時代の王者へ、戦力は整いつつある。