女性だらけのルノワール、京都で開催

日本で初めて公開される《昼食後》をはじめ、女性像に焦点を当てた『光紡ぐ肌のルノワール展』が、「京都市美術館」(京都市左京区)にて3月19日から始まる。関係者に向けて18日に内覧会が行われた。

同美術館では同じく印象派を代表するモネの『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展「印象、日の出」から「睡蓮」まで』(~5月8日)も開催中とあって、「印象派だったら人が入るだろう、と思われてしまいそうなのですが・・・一般のルノワール展とは、趣向を変えて企画しました。ルノワールが描く女性の魅力を堪能してもらえれば」と館長の潮江宏三さんは挨拶で述べた。

ルノワールは女優たちも描いたが、繰り返し描いたのは彼の身近な女性が多く、元恋人のリーズ・トレオ、妻のアリーヌ・シャリゴ、そして、注目すべきは晩年描き続けたガブリエル・ルナールだ。彼女はルノワールの次男が生まれた時に、家事手伝いとして住み込んでいた女性。「最初は子どもと共に描かれ、その時はガブリエルに焦点をあてていたのではなく、ルノワールが子どもを描くためのモチーフでした。しかし、子どもたちが大きくなるにつれて、(被写体として)ガブリエルが持つ肉体を含め、モデルとしての存在に興味が移っていったんじゃないかと思います」と学芸課長の尾崎眞人さんが説明。

ガブリエルとタイトルに付くものもあるが、「これもガブリエルなのでは?」と思わされる作品も。「ルノワールは印象派、古典、バラ色の時代の3つに分けられると思うのですが、バラ色の時代の代表的なモデルがガブリエル。私はルノワールは肌の絵描きだと思っているのですが、肌から感じる熱が描かれ、ぬくもりが伝わり、魅力として発散している」と潮江館長も絶賛した。

陶器や桃の皮なような色合いとも表現されるルノワール。色味もファクターとなるが、花の紙飾り、何気ない日常を描いた作品が並び、多幸感にあふれたラインアップとなっている。期間は6月5日まで。

 

(Lmaga.jp)

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