伝統芸術とコラボ 黒子ロボット披露

日本の伝統文化に潜む知恵や工夫をロボット技術と融合させた「黒子ロボット」が、3月30日から「グランフロント大阪」(大阪市北区)で開催中の『うめきた未来ラボ』に登場した。

開発会社「マッスル」の代表・玉井博文さんが、浄瑠璃の人形遣い・桐竹勘十郎の芸を間近で見て「この動きを再現できたら」と研究を進めたというこのロボット。難しいプログラムを組まずとも手や首を動かすとその動きを覚えて、そのまま再現したり、途中で止めたり速さを変えるなどのコントロールも出来る。まさに黒子のように、人形の両腕と首につけられた3本の腕を機械が動かすことで、なめらかな動作や仕草を見せることができ、ロボットの顔となる人形の部分は様々なデザインで制作することが可能。今回は、造形作家の岸啓介さんが「21世紀の仏像というのがあってもいいのでは」と、今の仏像を創造したキャラクターを制作した。

「この技術が伝統芸術の保存に役立ったり、ほかのエンタテインメントにも利用されれば」と、黒子ロボットへの思いを語った玉井代表。会場では同ロボットのほかにも関西弁でしゃべるビリケンロイドや外壁を上り下りする夢ROBOなどのロボットをはじめ、VRやウェアラブル端末など、近未来を体験できる展示が行われている。4月2日までの開催で、入場は無料。

(Lmaga.jp)

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