国内最大、ピカソの希少な油彩が大阪に
4月9日より、大阪「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で『ピカソ、天才の秘密』展が開催されている。今回の展覧会はピカソの10代から40歳頃までの作品をメインに収集したもので、70点以上もの初期作品が揃うのは世界的にもレア。特に20代前半の油彩が8点も展示されるのは国内過去最大数で、ピカソ芸術の原点に迫ることができる。
8日に行われた開会式では、館長の浅野秀剛さんが「作品を通じてピカソの若い時代の心の移り変わりも楽しんでいただければ」と挨拶。「パリ国立ピカソ美術館」や「バルセロナ・ピカソ美術館」など、国内外の美術館や所蔵家の協力を得て世界的にも貴重な展覧会を実現できたことを笑顔でアピールした。
会場は時代ごとに構成され、順を追ってピカソの作風の変化を見られる。モダンアートを勉強していた時期や、ゴッホやセザンヌに影響された時代、「青の時代」「バラ色の時代」と言われる当時の感情がストレートに作品の色となって表れた時代など、91歳で亡くなるまでエネルギッシュに作品を生み続けた天才の秘密を知ることで、アートそのものの楽しみ方が広がるかも知れない。
取材・文・写真/谷知之
(Lmaga.jp)
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