京の老舗甘味処が仕掛ける「かざり羹」
1927年創業、京都・河原町通の甘味処「梅園」(京都市中京区)が新展開として、「うめぞの茶房」(京都市北区)をオープン。羊羹(ようかん)をベースにした和菓子「かざり羹」の新しさと、見た目のかわいらしさからも話題になっている。
店主でもある西川葵さんは、みたらし団子が名物の「梅園」の3代目。2010年に「うめぞのCAFE&GALLERY烏丸店」をオープンさせ、抹茶のパンケーキを新たな京都名物として生み出した仕掛け人。「京都には和菓子店や甘味処が多くあり、新鮮な感覚で和菓子に接する場所も増えてきましたが、まだまだ洋菓子に比べると新しい作り手が生まれてくることが少ないので」と生み出したのが、「かざり羹」だ。
フルーツや生クリーム、白あんなどがトッピングされた「かざり羹」はまるで洋菓子のよう。材料は、わらび粉、蓮根粉、寒天などを使って、しっとりとした口どけに。こしあん、抹茶、ココア、紅茶、ラズベリー、ブルーベリーのほか、季節の素材を使ったレモンやさくらなど、常時8種類揃う予定。築100年の店内でイートインもできお茶処として、また手土産としても重宝しそう。
取材・文・写真/松永大地
(Lmaga.jp)
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