野菜王子、地域活性を目指し芦屋で新展開
青果店のイメージを覆した「ORGANIC VEGETABLE CA(オーガニック ベジタブル シーエー)」(芦屋市)の店主でもあり、秋に開催される芦屋の名店が集結する『あしや・いち』の主催者でもある福原悟史さんが、地方の食材を紹介したい思いから新たな食材店を企画。「GOOD LOCAL MARKET CA(グッド ローカル マーケット シーエー)」を4月21日にオープンした。
福原さんと言えば、約10年前の大学生時代から農家を訪れ、オーガニック野菜の力強い味わいと生産背景を知ってほしいという思いから、住宅街の路上で販売したのが噂になり、その若さと心意気からも「野菜王子」と愛称がつくほど親しまれるように。そして、約8年前に芦屋川で構えたお店はジャズが流れる、ヨーロッパの雑貨店のような佇まい。周囲を驚かせるような斬新なスタイルが、「なんとなく野菜」ではなく、野菜ってもっと面白いものかもという視点を生みだす大きなきっかけにもなった。
今回のお店をオープンする経緯としては、「食べものを通じて、僕は地域に貢献できればと思うようになり、野菜だけですとやはり範囲が限られてしまう。そこで、生産者を巡って教えてもらった地域の加工品などを、もっと紹介できる場がほしいとずっと思っていたんです。ただ売るだけではなく、その商品についても情報を発信できる直売所みたいな感じが目標です」。
並ぶのは、今まで通りの関西を中心とした西日本の野菜、醤油やポン酢などの調味料、豆腐やソーセージなどの加工品、牛乳や卵などの生鮮食品、かりんとうやおかきなどの素朴のお菓子など、まさに小さなマーケットのよう。また、『あしや・いち』などを通じて培った人脈による、地元の名店によるアイテムもお見逃しないように。フレンチレストラン「ル・ベナトン」(夙川)が普段は一般発売していないデリ、全国でも人気「ムジカティー」(芦屋)の茶葉、中国料理「アムアムホウ」(六甲)の口水鶏(よだれどり)ソースなどが揃い、周辺のセレクトショップ的立ち位置にも。今は芦屋だけに店を構えるが、まだまだ食に対する構想を練っているそうで、今後も楽しみだ。
(Lmaga.jp)
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