野村萬斎「宮迫さんのサイン分かった」
残留思念を読み取ることができる超能力をもった元芸人を、狂言師・野村萬斎が演じた映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。その舞台挨拶が30日、「梅田ブルク7」(大阪市北区)で行われ、野村萬斎、雨上がり決死隊・宮迫博之、金子修介監督らが登場した。
元芸人・仙石和彦を演じた野村は、「脚本を読んだとき、こう来たか!という思いはありましたが、相方が宮迫さんだったので、大船に乗った気持ちでいきました」とコメント。その相方・マイティ丸山を演じた宮迫は、「日本の伝統芸能の萬斎さんですから。漫才も(狂言風に)『なんでやねん!』とか、いろいろ考えてたんですけど、すごく空気感があって。練習せず、いきなり本番でできましたら、ビックリしました」と絶賛。
それを聞いた野村は、「お互い、話芸といえば話芸なので。(間を)溜めたり、伸ばしたり・・・あ、来るな、来るなと。サインが分かるなぁと思いましたね」と、狂言で培った技量で漫才も難なくこなした様子だった。本業の狂言の枠にとどまらず、映画、ドラマ、バラエティで活躍する野村だが、現代劇は今回が初挑戦。映画は29日より全国の劇場にて公開されている。
(Lmaga.jp)