藤山直美「大阪は怖いから役者は育つ」
映画監督・阪本順治と舞台役者・藤山直美が16年ぶりを組んだ映画『団地』の記者会見が19日、「ホテル日航大阪」(大阪市中央区)で行われ、阪本監督と藤山直美が登場した。
久々のコンビとなった映画『団地』の感想について聞かれた藤山は、「舞台のときもそうですが、お客さんがジャッジするもの。お客さんありきです。野田阪神に住んでるオバチャンや、京阪のモールをうろうろしてるオバチャンが見て、どうかという。映画を観てくださった方の感想がすべて。舞台のときと、その姿勢は変わりません」と、上方を代表する喜劇役者らしい回答で質問を切りかえした。
また、映画は大阪近郊にある古い団地が舞台となっており、阪本監督が「大阪を舞台にした映画を、大阪でやるのって、すごく怖い。デビュー作の『どついたるねん』は大阪で本当に酷評されたし」とつぶやくと、「でもね、怖いから役者は育つんですよ」と、藤山なりの役者論が披露された。
「なにやってもキャー! くしゃみしてもキャー! そんなところでは役者は育たないんです。興味無いわ、話のついでに観といたるわ、っていうお客さんが、役者を育ててくれるから。私は監督と逆さま。大阪のお客さんが一番親切です。だって、ほんまのこと言ってくれるから。こんなん、あかん。タダでもいらん。靴減るわ!って。そんな関西のお客さんが、私は大好きです。これからも関西でやっていきます」と、生涯大阪で舞台に立ち続けることを宣言。会見を締めくくった。映画は6月4日より公開される。
(Lmaga.jp)
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