超絶技巧ドラムで聴くディズニー音楽
アメリカ発のマーチングバンドをベースにしたパフォーマンスショー『ブラスト!』が今年、ディズニー音楽と融合し『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』として新たに生まれ変わる。2000年のアメリカツアーから参加しているパーカッションの石川直(なおき)に、注目の新作について聞いた。
これまで9回の来日公演で約100万人を動員した『ブラスト!』。石川は、「こんな動き・技でこんな音が出せるんだ、とパフォーマンスとして魅せる要素が多く含まれています。音楽とスポーツの総合芸術です」と胸を張る。同じアメリカ発のディズニー音楽を斬新に取り入れる本公演。予定曲目は『美女と野獣』や『ライオンキング』のメドレー、「アンダー・ザ・シー」(『リトル・マーメイド』)など、多彩なラインアップだ。石川は「ディズニーと同じく人々を楽しませることを追求してきたエンタテインメントで、相性はすごくいいと思う。曲目がこれだけ一新されるのは今までにないことなので、『ブラスト!』として新たな時代に入ったのだとワクワクしています」と期待を募らせる。
幕間のロビー・パフォーマンスや終演後のミート&グリートで、超絶技巧を繰り出す出演者たちと直に触れ合え、「舞台と客席との境界線をなくし、ホームパーティーに皆さんをお招きするように楽しんでもらうのがこのステージの魅力」という。国内でも「特に関西のお客様はグイグイと来てくれるので大好きです」と話す石川は、以前1年ほど大阪に住んだことがあるという。「仕事の都合がなければこちらに住みたいほど」とも打ち明けてくれた。アメリカ的な楽しみ方を知っている関西だからこそ、今年も劇場内は大いに沸き、盛り上がること必至だ。
大阪公演は、9月8日・9日に「オリックス劇場」(大阪市西区)で。チケットはS席10500円ほか、各プレイガイドで発売中。
取材・文/小野寺亜紀
(Lmaga.jp)