マニアが企画、滋賀で飛び出し坊や展覧会
滋賀発祥の交通安全啓発看板、通称・飛び出し坊やを集めた展示会『飛び出し坊や0系コレクション展』が、滋賀の「ホテルラフォーレ琵琶湖」で8月31日まで開催されている。
「飛び出し坊や(別称:飛び出し人形)」は、道路に飛び出そうとする子どもをかたどった交通安全啓発看板。その発祥は滋賀県といわれ、1973年に旧「八日市市社会福祉協議会」から依頼を受けた看板製作業「久田工芸」が制作した。
この展示会の発案者は、同ホテルで働く「飛び出し坊やマニア」の山極明宏課長。「当たり前の風景だった飛び出し坊やに個性があると気づいたのは、眼のギョロッとしたTくんを発見したのがきっかけ。実は多種多様で、個性的なキャラクターの飛び出し坊やが存在し、その面白さから新キャラを発見するのが楽しくてずっと撮影し続けている」と山極さん。自身で撮影した写真は2000枚近く。同展示会は2013年から滋賀の風景『飛び出し坊やコレクション展』を開催し、今回で第5弾。シリーズファイナルとなる。
写真や実物の飛び出し坊やが展示され、国民的人気キャラをモチーフにしたものや、手書きで遊び心があるもの、思わずツッコミを入れたくなるものなど、全154点。それをさらに楽しませてくれるのが、写真ひとつひとつに付けられた山極さんのコメント。「ビビりすぎやろ!」「常に疑問を持って生きる」など、面白いと評判だ。入場は無料。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)