京都本大賞、遅咲きの主婦作家が受賞

京都府を舞台にした過去1年間に発刊された小説のなかから、もっとも地元の人に読んで欲しい1冊を選出する『京都本大賞』。その第4回の発表・授賞式が5日、「京都府書店商業組合」会議室(京都市中京区)でおこなわれ、『京都寺町三条ホームズ』(双葉社)の作者・望月麻衣さんが大賞に選ばれた。

受賞作は、京都・寺町三条の骨董品店を舞台に東京出身の女子高生・葵と、探偵役のいけずな京男・清貴のコンビが謎を解明していくライトミステリー。望月さんは北海道出身・京都在住の主婦で、小説投稿サイトをきっかけに作家デビューを果たし、3作目にして見事に大賞を獲得した。

望月さんは会見で、「京都は私にとって、なにもかもが面白くて、楽しくて。公園にあるお地蔵さんとか、火の用心とか、そんなことにもいちいち驚いて。北海道くらい『よそ者』になると、みんなやさしいんです(笑)。そういった『よそ者』視点で京都を描いたのが『京都寺町三条ホームズ』。『よそ者』から見て、変だな、ステキだなと思うことをすべてこの作品に詰め込みました」と語り、「最初は趣味で書いていて、デビューしたのも40歳近くになってから。夢は叶うんだな」と、受賞を手放しで喜んだ。

(Lmaga.jp)

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