世界各地で奮闘する日本人を紹介し、家族からの贈り物を届ける読売テレビの『グッと！地球便』（毎週日曜）が、11月27日の放送で400回を迎える。案内役の山口智充が、８年半続く番組への思いを語った。

「ロケの雰囲気って、第１回も400回もまったく変わらないんですね。だから、400回だと言われて初めて、『あ、400回なんだな』という感じで（笑）。僕としてはずっと続いてほしい、もっともっとやりたい番組なので、400回といっても『通過点』でいたいなという気持が大きいですね」と語った山口。

ロケでは事前に家族と対面することも打ち合わせもなく、山口がいきなりお宅を訪ねるというスタイル。スタッフが海外で取材をしてきたＶＴＲも初見にこだわっている。「楽しみにしているご家族がまだ見ていないのに、僕が先に見るのは失礼だと思うんです。一緒に初めて見るからこそ、同じ気持ちになって共感し合えるというのもあるし、その場で聞きたいことがどんどん出てくる」と、予定調和ではない反応を楽しんでいるという。

そして、「他人の家庭の問題に顔を突っ込んでいるわけですから、どこまで踏み込んでいくかは難しいところですが･･･。本人同士では分からなかったことが、他人である僕が客観的な目線で、正直に感じたことを口にすることで、 『ぐっさんがそう言うんやったら、そうなのかもしれんなぁ』と、ふと心のわだかまりが落ち着く瞬間があるんですね。心配するだけじゃなく『送り出してよかったな』と思ってもらえるのが一番。その空気を大事にしたい」とも。

番組では、ほぼ年に１回、山口自身が直接お届け物を渡すため海外に飛び出し、ロケを行ってきた。過去にはイタリア、アメリカ、スペインなどを訪れ、その第７弾となる400回突破記念の１時間スペシャルでは南アフリカ共和国を訪ねる。この模様は11月27日・10:25から放送される。

(Lmaga.jp)