大阪・ミナミの玄関口、広場に大改造
11月11日からの3日間、高島屋大阪店前の道路が一部閉鎖され、仮設の広場「なんばひろば」(大阪市中央区)がオープンした。訪れた人たちは、カフェやマーケット、休憩スポットの出現に喜んでいるが、実は周辺道路空間の再編に向けた社会実験の一環だという。関係者らに話を聞いた。
国内外から「関西国際空港」を経て大阪市内に入る大阪・ミナミの玄関口、南海電鉄の難波駅。その駅前であるこのエリアを待ち合わせや憩いの空間といった観光拠点にすることを目指し、5年前から大阪市をはじめ商店街や町会など地域一丸となってエリア再編を検討してきた。戎橋商店街の山本さんは、「待ち合わせをする場所も少ないし、ほとんど車道。ティッシュ配ってるか、タバコ吸ってるか、車停まってるしかない・・・。これからは人と車との空間シェアを変えていきましょうよと」と経緯を話す。
この日はJR芦原橋駅周辺で開催されているマーケットが出張で出店し、街行く人や海外からの観光客で賑わった。12日にはライブや屋外シネマ、13日にはクボタによる農業体験と、日替わりで様々なイベントに取り組むが、大阪市都市計画局の福田係長は、「これからどうしていくんだ、というのを実験することによってようやくわかる。市長も恒久的にやっていきたいとおっしゃってますので、そこに向けて取り組んでいく必要がある」と地域と一緒に取り組む姿勢を見せた。
「インフォメーションをどこに置くのか、屋根やシンボルモニュメントもいるんじゃないかなど、やるとなったらベストの状態を設計して、空間を変えていきます。年度末までに効果測定し報告書を提出するので、費用などの問題がクリアになれば、できるだけ早期にやりたい」と山本さん。事業化の実現に向けて大規模な区画整備も予定されており、今後の動きからも目が離せない。
(Lmaga.jp)
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