1000点が集結、少女漫画りぼんのふろく展
1955年の創刊以来、少女文化をリードし続けている少女漫画雑誌『りぼん』の「ふろく」に焦点を当てた展覧会が、12月8日から「京都国際マンガミュージアム」(京都市中京区)で開催される。
『ママレード・ボーイ』『天使なんかじゃない』などの名作が連載されていた1994年に少女漫画雑誌史上、最高発行部数となる255万部を達成(いまだにその記録は破られていない)し、乙女のバイブルだった『りぼん』。少女たちが毎月楽しみにしていた「ふろく」は、レターセットやシール、手提げ袋、匂い付きティッシュなど、当時学校で使えるようなグッズ(もったいなくて使わない人も多数)や、海外のポストカードのデザインを参考にしたりと大人っぽくておしゃれなものも多く、同誌人気の要因の1つでもあった。
本展では、250万人以上に愛されていた1990年代の「ふろく」に注目し、少女漫画誌全体の流れをとらえながら、同誌の黎明期から現在までのふろく文化の変遷を追う。90年代のりぼんを代表する、池野恋や水沢めぐみ、吉住渉、さくらももこ、矢沢あいらが描いたふろくの原画約35点や、雑誌やふろくなど1000点以上が展示されるとあって、20~40代の女性を中心に「これ持ってた~!」など懐かしい思い出に浸ることができそうだ。
また、関連イベントとして、『星の瞳のシルエット』『銀色のハーモニー』を連載した柊あおい(12/17)、『グッドモーニング・コール』を手がけた高須賀由枝(1/22)のトークイベント&サイン会が実施される。どちらの整理券も先着順とあって、争奪戦は必至なのでお早めに。『りぼんのふろく展』は2017年2月5日まで。
(Lmaga.jp)