熊野古道、もっと楽しむ5つの方法
熊野古道の目的地「熊野本宮大社」へのお参りをはじめ、和歌山県田辺市の楽しみ方はいろいろ。田辺市の観光振興課職員の方やボランティアガイドさんに教わった5つの注目スポットをご紹介!
熊野牛をいただきながら、大鳥居を
御社殿だけではなく、「産田社」「大斎原(おおゆのはら)」を巡って、ようやく「熊野十二所権現」を参拝したといえる「熊野本宮大社」。その「大斎原」の大鳥居を眺めながら、ランチを楽しめる絶景スポットが「ガラス屋・茶房 靖」のカウンターです。楽しめるのは、熊野牛を取り扱う近隣の精肉店「八屋」から仕入れたミンチを使った、自家製ドライカレー(サラダ付き700円)。普段なかなか出合えない、和歌山県の特産和牛を味わいつつ、ゆったりとした時間を過ごしてみては?
やはり温泉はかかせません、川湯へ
12月~2月まで登場する「仙人風呂」は有名ですが、それ以外の時期もおすすめな川湯温泉。「山水館 川湯 みどりや」は、ホテルが所有する川沿いの露天風呂に入浴できるほか、スコップの貸し出しもあり、近隣の川辺を掘ってマイ露天風呂体験も可能。朝食では自家源泉で作る温泉卵はもちろん、温泉がゆ、温泉湯豆腐もいただけます。また、周辺エリアでは、初夏から11月頃まで、名物の鮎も長期にわたって楽しめます。
紀伊田辺で、地元の名物を丼で!
JR紀伊田辺駅で地元のおいしいものをいただくなら、「あがら丼」をチェック。田辺の方言で「私たち」を意味する「あがら」は店によって全く違う内容に。しらす、かつおなどの海の幸、うめ鶏、熊野牛を使った丼を、気軽な価格帯でいただけます。駅からも近く、全室個室の「銀ちろ 本店」では、ちょっと贅沢に「さざなみ弁当」1944円を。ご飯にたっぷり盛られた釜揚げしらす、旬の刺身、季節の炊き合わせ、お吸い物、デザートまで。
甘い手土産、柚子の最中をぜひ
JR紀伊田辺駅周辺ではさまざまな手土産が揃いますが、時間があれば徒歩10分に位置する「三徳小西菓子舗」へ。田辺土産の一つとして、柚子を使った最中が人気ななか、元祖と言われているのがここ。柚子を練り込んだ白餡とサクッとした生地の「柚もなか」(1個52円)を100年以上も作り続けています。添加物などを使用しないため賞味期限は短いのですが、店舗でしか買えないのでお見逃しなく。ほかに小豆小倉餡を使った「三徳最中」も。
ガイドさんを上手に活用するのもおすすめ
歩くだけでは、気づかない歴史ポイントがたくさんある田辺市。「田辺観光ボランティアガイド」は少人数であれば、城下町として栄えた旧田辺市街地を1時間無料で案内してもらえます。そして、熊野古道は、ただ歩くよりもNPO法人「漂探古道」や「熊野本宮語り部の会」(有料、さまざまなコースあり)にお願いしてみるのも一つの楽しみ方。ペース配分などを考えてもらえ、歴史や文化、植物などについて学びながら熊野古道の魅力をより深く感じることができることでしょう。
(Lmaga.jp)
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