酉年にぴったり、世界遺産の鬪鷄神社へ
酉年となる2017年、関西で注目したいのは世界遺産に追加登録された「鬪鷄神社」(和歌山県田辺市)。名前通り、鶏にまつわる伝説が残る神社だ。
JR紀伊田辺駅から徒歩約5分、「権現さん」と地元の人に親しまれている「鬪鷄神社」。熊野参詣に向かう前の「心願成就」祈願や、熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社の代わりに参詣したといわれることから、「熊野古道」で重要な位置に。史跡的にも価値あることが認められ、世界文化遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」として今年10月追加された。
こちらは、熊野別当湛増が源氏と平氏のどちらに援軍を送るか決める際に、紅白の鶏を闘わせたという伝説にちなんで、明治以降に今の名に。その姿が境内に再現されている像には、湛増の息子と伝わる武蔵坊弁慶の姿も。ほかにも空へ向かって鳴く鶏の像、かわいらしい陶器の鶏みくじ(初穂料300円)、鶏と弁慶がデザインされた御朱印帳があり、また「勝運導きの神様」のご利益があるとも言われるため、ぜひとも酉年に参拝したい神社だ。
訪れた際に、おすすめしたいお土産は参道沿いにある「菓匠二宮」の「闘鶏まんじゅう」。伝説にちなんで、闘鶏をイメージし、一つずつクチバシやトサカが型押しされた和菓子で、赤いパッケージの鶏は梅あん、白は柚子あん。今年7月に登場したのだが、愛らしいルックスとあって、地元の人から人気を集めている新・田辺名物だ。
(Lmaga.jp)
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