昨年亡くなった三代目春團治の名跡を、弟子の桂春之輔が来春襲名。２月２日、「道頓堀角座」（大阪市中央区）で襲名会見をおこない、上方落語協会の幹部へ報告した際のエピソードを話した。

会長の桂文枝からは、「春さん、良かったな。全面的に応援するから」と励まされたという春之輔。ところが笑福亭鶴瓶からの電話では、いきなり「おれは反対やで！」と言われたという。「まあ、そう冗談言いはりまして、そのあとすぐにフォローがあって、後輩とはいいながら『一生懸命やるように』というてくれました」と実は激励されたという。

また、「ざこば兄さんに言いましたら、開口一番『おい、カネ持ってんのか、金かかるぞ』とおっしゃったんです。『兄さん、それですがな大事なんは。なんぼ貸してくれます？』て言うたら、この話はそのまんま立ち消えになりまして･･･。その後、何の返事もいただいてません」と、それぞれの人柄がにじみ出るエピソードを明かした。春之輔改メ 四代目桂春團治の襲名披露公演は、来春の予定。

(Lmaga.jp)