朝ドラ・新ヒロインに葵わかな

吉本興業の創業者・吉本せいをモデルにした、2017年後期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』(大阪放送局制作、脚本・吉田智子)。そのヒロイン・藤岡てん役に、4日前に高校を卒業したばかりの女優・葵わかなが起用されたことがわかった。

9日に同局でおこなわれた会見で、制作統括の後藤高久さんがヒロインを発表。その抜擢について「この先の伸びしろがものすごくでかいんじゃないか、と。このドラマでは40~50年のスパン(人生)を生きてもらうことになる。(葵に)それができる自信が、僕にもほかのスタッフにもあった」と語り、前日に最終面接と聞かされて大阪入りした葵も登場。「そのとき、監督から『次からはもっと、こうした方がいい』とか言われて、『あぁ、ダメだったんだ』と思ってたら、(ヒロイン決定を聞かされ)訳がわからなくなりました」と、まるでドッキリのようなヒロイン決定の場面に、しばし呆然としたという。

この日、多くの報道陣が訪れた会見で、葵はまず「てんちゃんをやらせていただけると聞いたのが昨日だったもので、まだ受けとめられていない自分がいるんですが、今こうやってたくさん写真を撮ってくださるみなさんを前にして、いよいよ夢じゃないと、改めてわかってきた状況です」と挨拶。そして、「まだまだ未熟な私がこんな役をいただいて、なにができるだろうかと。そこで、キャラクターと一緒に成長していくヒロインを目指していこうと。今できることはとても少ないですが、てんちゃんと、そして、ドラマと一緒に成長していければと思います。みなさん、どうぞ見守ってください」と、ヒロイン像について語った。

葵は、1998年6月30日生まれの神奈川県出身。2009年にCMで芸能界デビューし、2012年にはアイドルユニット「乙女新党」のメンバーとなった(2012年に同ユニットを卒業)。2013年の『陽だまりの彼女』(三木孝浩監督)で映画初出演を果たし、ヒロイン・上野樹里の中学時代役に挑戦。その瑞々しい演技力がたちまち業界内の話題となった。今年2月には映画『サバイバルファミリー』(矢口史靖監督)にも出演。4月には慶應義塾大学に入学することが決まっている。

(Lmaga.jp)

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