宮澤エマがミュージカル・コメディでヒロイン役「人が死んだのに笑ってる自分がいた」

主演の市村正親が「8回殺される!?」とインパクトのあるキャッチコピーがついたコメディタッチのミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』。本作でヒロイン・フィービーを演じる女優の宮澤エマが、大阪市内でおこなわれた会見で作品の見どころを語った。

物語は、1900年頃のイギリスを舞台に、家督相続を狙うモンティ(ウエンツ瑛士と柿澤勇人のWキャスト)が、市村演じる8人の貴族をあの手この手で排除していくドタバタコメディ。2014年のトニー賞受賞の同作品をブロードウェイで鑑賞したという宮澤は、「ブリティッシュユーモアがたくさん入っていて、イギリス人の感性って日本人の感性に似ているなと。作品には感情移入するまでもない強烈なキャラクターが次々と出てきて、あまりいい人じゃない上流社会の貴族が退治されていく感じがどこか痛快」とその魅力を話す。

コメディ作品とはいえ殺人を扱うと笑えないのでは?という問いには、「自分の手が一番汚れないのは毒を盛ることかも知れませんが、予定通りにはいかない。それが意外な、というかこんなに簡単に!?という方法で、一番最初の殺人が起こる。そこが一番の驚きでした。そして人が死んだのに笑ってる自分がいたんです。おそらくお客様もそこから楽に見ていけるんじゃないかな」と、殺人を笑い飛ばせる舞台になっているという。大阪公演は5月4日から7日まで、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席13500円、A席9000円、B席5000円、各プレイガイドで発売中。

(Lmaga.jp)

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