宇宙の法則を視覚化、大阪で植松奎二展
1970年代から日本とドイツを拠点に活動しているベテラン彫刻家・植松奎二(1947~)の新作個展『植松奎二 見えない重力』が、5月13日から「ギャラリーノマル」(大阪市城東区)でおこなわれます。
彼は今年で70歳になりますが、創作意欲はまったくの衰え知らず。ここ数年を振り返っても、日本のすぐれた彫刻家に贈られる「中原悌二郎賞」を受賞(2013年)、ニューヨーク近代美術館に作品を収蔵(2014年)、韓国で大規模個展(2015年)、英国のテートモダンでグループ展に参加し、ロンドン、パリ、デュッセルドルフで個展(2016年)と目覚ましい活躍が続いています。
植松は、世界や宇宙の構造、存在、関係性を可視化することに力を注いでおり、特に「重力」や「引力」といった普遍的な力をテーマにしています。「ギャラリーノマル」では3年ぶりの個展となる本展では、ロープと角材により画廊内に大きな三角形を作り出す「Cutting-Triangle」、天井から床まで達する紙に木炭で長さ約10メートルのドローイングを施した「置-重力軸・Situation-Gravity Axis」のほか、2種類のドローイング連作が出品されます。
我々の世界を構成する基本的な原理を応用して、唯一無二の美を提示する植松奎二。本展は彼の魅力を知る絶好のチャンスです。また、展覧会初日の18時からオープニングパーティーも予定(参加無料、予約不要)。だれでもウェルカムなので、作家に会いたい人はこの日時がおすすめです。
文/小吹隆文(美術ライター)
(Lmaga.jp)
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