大阪の御堂筋が80周年、吉村市長が将来像語る
大阪の梅田と難波をつなぐ大幹線道路、御堂筋の完成80周年を記念したシンポジウムが5月11日、「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)で開催。大阪、京都、神戸の市長らによるパネルディスカッションがおこなわれ、「人」重視の道路整備への取り組みについて語り合った。
御堂筋は大阪市の第一次都市計画事業の中心プロジェクトとして1930年着工。「東洋の大都会」として世界に標準を合わせ、西洋に負けない斬新で先駆的なメインストリートとして1937年に完成した。
この日のシンポジウムでは、最初に大阪市立大学教授で観光産業戦略研究所所長の橋爪紳也氏による基調講演がおこなわれた。御堂筋の歴史や背景などを当時の音楽や白黒映像を交えて紹介。老若男女の来場者たちは世界を強く意識した御堂筋に対する先人の思いや歴史を感じ取っていたようだ。
また、パネルディスカッションには京都市の門川大作市長、神戸市の久元喜造市長、大阪市の吉村洋史市長が出席。吉村市長は「世界から見ると大阪、京都、神戸は日本の一部分になる。それぞれがその個性と持ち味を高め合いたい。また、2025年に誘致目標を掲げている日本万国博覧会も視野に、御堂筋は将来、緑が多く、人が集う豊かな空間として整備したい」と熱く語った。今後、大阪市では御堂筋完成80周年記念事業としてイベントやワークショップ、イルミネーションなど様々な事業を展開していく。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)
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