ヤ軍、黒田に16億提示もマー君資金確保
米スポーツ専門局、ESPN(電子版)は2日(日本時間3日)、ヤンキースがフリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手(38)に1年契約を提示したと伝えた。年俸は明らかにしておらず、1500万ドル(約15億5000万円)から1600万ドル(約16億5000万円)とみている。
今季の黒田は32試合に登板して11勝13敗、防御率3・31。先発の柱の証しである年間200回投球を2年連続で記録した。
黒田は11月上旬にヤ軍からFA流出に対する補償制度のクオリファイング・オファー、1年1410万ドルを提示されているが、これを拒否。ただし、昨オフも黒田は同オファーを拒否した後に1年1500万ドルで合意している。
報道では、来季の理想の先発ローテーションとして、エース左腕のサバシアとノバの2人に黒田、メジャー挑戦の可能性がある楽天・田中の4人を挙げた。田中に関しては「ポスティングが年明けまでずれ込んでもヤ軍は獲りに行く」とし、“マー君資金”を確保していることを伝えた。