渡辺、米で現役全う宣言 独立Lも覚悟
レッドソックスとマイナー契約を結んだ前ロッテの渡辺俊介投手(37)が5日、横浜市内で自主トレーニングを公開。メジャーの春季キャンプには招待されないが、米国で現役を全うする決意を口にした。
「今は(日本に)戻ってくることは考えていません。せっかく向こう(米国)でできるチャンス。最悪、独立リーグでやってもいい覚悟です」。契約時に「オープン戦での4試合登板」を付帯条項に加え、アピールチャンスは確保できた。決して機会は多くはないが、もともと「1日1日テストされるようなもの」。日本球界復帰という“保険”を捨て、「テストが何年も続くようにしたい」と意気込む。
練習で使うボールは、昨季終了直後から大リーグ使用球。滑りやすいボールに手をなじませ、この日もキャッチボールで変化球の曲がりをチェックした。さらに、硬い米国のマウンドに負けないよう、スパイクの刃を従来の約1・5センチから約1センチに短縮。「挑戦」を2014年のテーマに掲げるベテランが、最後のチャレンジに臨む。