マー君5勝目も「後味悪い…いい薬に」

 「ブルワーズ3‐5ヤンキース」(9日、ミルウォーキー)

 ヤンキースの田中将大投手(25)は、敵地で行われたブルワーズ戦に先発し、6回1/3を7安打2失点で5勝目。日米のレギュラーシーズンの連勝を33に伸ばした。

 厳しい自己評価。開幕から7試合連続でクオリティースタート(6回以上3自責以下)を記録した田中将が試合後、不満を口にした。「全部が中途半端、平均点という感じ。確固たる自信をもって投げられるボールがきょうはなかった」

 五回を終えた時点で2安打無失点も「相手打線に助けられた」。七回1死一、三塁で交代したことに「後味の悪い降板。いい薬になった」とまで言った。

 敵地が騒然となったのは1点を返されたあとの六回無死二塁の場面だ。三塁側席から男がフィールドに突然、乱入。遊撃手ジーターに接近したところで警備員の猛タックルを受け、場外に連れ出された。大捕物劇の一部始終をマウンド上から見ていた田中将は、直後に適時打を献上。それでも「それは関係ない」と言い切った。

 指名打者制のない交流戦では、メジャー初の打席に立ったが、全3打席で三振。「あんなもんだと思います」。肩をすぼめてベンチに戻ると仲間たちから尻や背中をたたかれ、ねぎらわれた。

 試合後のクラブハウスには郷ひろみが歌う「2億4千万の瞳」が流れた。「これからは田中と黒田、日本人投手が勝った試合でかけます」。カラオケ好きの米国人球団関係者が選んだ“ウイニングソング”。ナ・リーグ最強球団に競り勝ち、ヤ軍が3連勝を飾った。

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