「ワールドシリーズ、ロイヤルズ－ジャイアンツ」（２１日開幕、カンザスシティー）

　ワールドシリーズが２１日（日本時間２２日）に開幕する。青木宣親外野手（３２）が所属するロイヤルズと、ジャイアンツの、ともにワイルドカードから勝ち上がってきたチームが対決。２０日は両軍が練習し、打撃練習などで汗を流した。ロイヤルズは２９年ぶり２度目、ジャイアンツは２年ぶり８度目の頂点を目指す。

　ジャイアンツのライアン・ボーグルソン投手（３７）が、０７、０８年に在籍した阪神の９年ぶりとなる日本シリーズ進出を喜んだ。

　阪神時代の同僚で、駐米スカウトのジェフ・ウィリアムス氏からチームの快進撃を伝え聞いたというボギー。自分でも阪神の戦いぶりをインターネットで確認していることも明かしながら「チームにとってもファンにとってもいいことですね」と声を弾ませた。

　０９年にオリックスでプレーし、１０年のマイナーを経て１１年にジャイアンツで４年ぶりにメジャー復帰。この４年で計３９勝を挙げ、ワールドシリーズは１２年に続いて２度目の出場となる。

　第４戦に先発予定。「自分の投球をする、堅い守り、そして打線は欲しい場面で１本を打つ。この３つが実践できれば勝てる」。元トラ戦士が“古巣”とともに頂点を目指す。