ヤンキースの田中将大投手（２６）が２７日、日本球界復帰を決断した“元同僚”の黒田に感謝の思いを語った。

　黒田と過ごした時間は１シーズンだけだったが、「本当にたくさんのことを教えてもらい、助けていただいた」と球団広報を通じてコメント。「同じチームに（黒田が）いらっしゃらなければ、もっと苦労していたと思う」とメジャー１年目だった今季を振り返り、「感謝の気持ちでいっぱい」とその存在感の大きさを言葉にした。

　田中は今季中盤に右肘痛で約２カ月の戦線離脱。１年間投げ続ける難しさを痛感しただけに、１０月１日の総括会見ではローテーションを守り続け、毎年のように２００イニング近い投球回を記録している黒田について「あらためてすごいなあ、と感じた」と尊敬の念を口にしていた。

　「同じチームでプレーできなくなることはとても寂しい」。そう別れを惜しみつつも、「教えていただいたことを糧に結果を残し、恩返しできるよう頑張ります」と、来季の完全復活とともにさらなる飛躍を誓った。