ヤンキースからＦＡになったイチロー外野手（４１）についてブルージェイズが獲得を検討していることが７日（日本時間８日）、分かった。複数の関係者がいずれも「現時点では」と前置きした上で明かしたもので、ブ軍のほかにオリオールズとマーリンズの３球団が同外野手に興味を示しているという。

　ブ軍の外野陣は右翼が主砲のバティスタで確定しているが、中堅と左翼の２つのポジションをピラーとポンペイ、そして、マリナーズからトレードで獲得したソーンダースの３人で争う予定だ。

　しかし、３選手はいずれも昨季の出場試合数が８０以下で実績にも乏しい。外野手の層を厚くしたいブ軍にとってイチローのような安定感のあるベテランは不可欠な存在だ。

　今オフのイチローはメジャー１５年目を前に初めて無所属で新年を迎えた。キャンプインまで約１カ月半。出場機会や監督の野球観、球団方針など、さまざまな要素を吟味して新天地を模索していく。