ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す広島・前田に興味を示しているダイヤモンドバックスが、ドジャースからＦＡとなった今オフ最大の目玉、グリンキー投手（３２）と６年２億６５０万ドル（約２５４億円）で合意した、と４日（日本時間５日）、複数の米メディアが伝えた。

　大リーグ界に衝撃が走った。ドジャースとジャイアンツの一騎打ちと見られていたグリンキー争奪戦を、ダイヤモンドバックスが制した。１年平均ではメジャー史上初となる４０億円の超大型契約。今後の補強資金が制限されることで前田獲得に影響することが確実視されている。

　同じく前田に興味を示しているカブスもこの日、ベテラン右腕のラッキーと２年３２００万ドル（約３９億円）で合意したと報じられた。

　前田争奪戦への参戦が予想されていた２球団が先発陣強化に成功した。その一方でグリンキー獲りに失敗したドジャースやジャイアンツが、前田獲りに動く可能性がある。状況は刻一刻と変化している。