イチロー今季初三塁打で偉業まで11本

チーム練習のなかったフィールドで、試合に備えるイチロー(撮影・小林信行)
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 「ブレーブス9-1マーリンズ」(2日、アトランタ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はブレーブス戦に「1番・右翼」で出場し、5打数1安打1打点。打率は338。三回に日米通算115本目となる三塁打を放ち、福本豊氏のもつ日本プロ野球(NPB)記録に並ぶとともに、メジャー通算2989安打で史上30人目の偉業まであと11本とした。

 3試合ぶりに先発で起用されたイチローが快足を飛ばしたのは三回、2死二塁の場面だ。初回の打席で右飛に仕留められた右腕ハレルに対し、カウント2-2からの5球目、外寄りカーブを完璧にとらえると、打球は右中間を真っ二つ。滑り込むことなく三塁に達し、打点1を記録した。

 1点を追う五回2死二塁の第3打席は空振り三振。カウント0-2からの3球目、高めの148キロツーシームにバットは空を切った。

 1-9と一方的な展開となった八回は先頭で空振り三振。3番手左腕アルバレスに対し、カウント2-2からの5球目、132キロのスライダーをとらえることができなかった。

 九回2死満塁の好機はアルバレスの再び、スライダーに空振り三振。今季初、昨年9月20日のナショナルズ戦以来となる1試合3三振を記録した。

 試合は、前夜に延長代打決勝打を放ったマーリズンのエース、フェルナンデスが先発したが、一回に2ランを浴びるなど、8安打9失点(自責6)で4敗目(10勝)を喫した。

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