レンジャーズのフィルダーが100億円の契約残して引退へ 父は元阪神の主砲
大リーグ、レンジャーズが10日(日本時間11日)に本拠地で記者会見を行い、首の手術で今季絶望となったプリンス・フィルダー内野手(32)の引退を発表する、と9日、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。
元阪神の助っ人、セシル・フィルダーの息子でもあるプリンスは05年にブルワーズでメジャーデビュー。07年に50本塁打を放って本塁打王に。セシルが阪神退団後の90年に54本塁打で同タイトルを獲っており、史上初めて親子50本塁打を達成した。09年には打点王も獲得した。
11年オフにタイガースと9年2億1400万ドル(約218億円)の超大型契約で合意。13年オフにレンジャーズへトレードされたが、その後は首のけがに悩まされ、14年は42試合の出場で3本塁打、16打点。昨季は158試合で23本塁打と復活の兆しを見せたが、今季は再び、首の状態が悪化し、89試合で打率・212、8本塁打、44打点。7月に首のヘルニアでシーズン絶望の手術を受けた。
大リーグ公式サイトによると、現役続行に関してドクターストップがかけられたという。
フィルダーのメジャー12年の通算成績は1611試合、打率・283、319本塁打、1028打点。今季の年俸は2400万ドル(約24億4千万円)。契約満了は20年。4年9600万ドル(約98億円)の契約を残して引退することになる。