大谷翔平が得点圏で21打席ぶりのタイムリーも…ドジャースは大敗 ベッツの失策から決勝点献上&救援陣炎上 山本由伸は初のQS達成も

 「ドジャース4-9メッツ」(19日、ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場。3月20日の開幕戦以来、得点圏に走者を置いた場面で21打席ぶりのタイムリーを放つなど4打数1安打1打点、1盗塁をマークした。得点圏に走者を置いた場面での連続凡退記録にも終止符を打ったが、チームは大敗で連敗となった。

 3点を追う五回、2死一、二塁で迎えた第3打席。初球からスライダーを果敢に振って行った大谷。3球目は低めのボール球に手を出してファウルとし、追い込まれた。それでも外角のスライダーをカットし、浮いたところを右前に運んだ。

 2点差に迫る価値あるタイムリー。ここまで得点圏で凡退が続く中、ロバーツ監督が「落ち着かないとけない。彼とは話をするつもりだ」と16日のナショナルズ戦後に語っていたが、一つのきっかけで快音が響いた。

 第2打席では四球を選んで出塁すると、鮮やかに二盗を決めた。T・ヘルナンデスのタイムリーで反撃ののろしをあげるホームを踏むなど、バットと走力でチームに勢いを生み出した。

 ドジャースは六回に試合前時点で打率・029だったテイラーが左翼線へ2点タイムリーを放って試合を振り出しに戻した。6回4失点の山本から負け投手の可能性が消えた中、一気に勝ち越したかったが名手のミスが反撃ムードに水を差した。

 七回にベッツの送球エラーで相手に出塁を許すと、リンドアに勝ち越しの2ランを被弾した。静まりかえるドジャースタジアム。八回もケリーがマルテに2点タイムリーを浴びた。九回にも失点して突き放されると、敗戦ムードが色濃くなってしまった。そんな中、九回無死一塁での第5打席は二ゴロに倒れた。これで大谷はMLB日本人最多アーチの更新にリーチをかけて以降、6試合31打席ノーアーチとなった。

 先発の山本由伸投手は抜群の立ち上がりを見せるも、二回、スチュワートに2戦連続被弾となるソロアーチを浴びて先制を許した。さらにスミスの失策からさらに1点を失った。

 続く三回は連打で無死二、三塁のピンチを背負い、アロンゾにタイムリー。スチュワートには犠飛を許して計4失点。だがここから粘り腰を発揮した。

 うまく変化球でかわしながらメッツ打線に的を絞らせなかった。最終的にメジャー移籍後最長の6回を投げて4失点(自責点3)。自己最多の9奪三振をマークし、6回以上を投げて自責点3以下のクオリティースタートを初めて達成した。

 打線の援護で負け投手の可能性は消えたが、チームはリリーフ陣が失点を重ねて直近10試合で4勝6敗と低空飛行となっているドジャース。ナ・リーグ西地区2位のパドレスが敗れたため1ゲーム差で単独首位はキープしたが、立て直しが求められる状況となっている。

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