大谷翔平 ほえた「カモーン!」サヨナラ呼ぶ起死回生の同点打 エ軍時代の同僚守護神撃ち!2盗塁もマーク

 延長10回、中前に同点打を放ち声を上げるドジャース・大谷(共同)
 延長10回、同点打を放ち一塁で声を上げる大谷(共同)
 延長10回、中前に同点打を放つ大谷。投手イグレシアス大谷(共同)
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 「ドジャース4-3ブレーブス」(3日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はブレーブス戦で2試合ぶりに先発に復帰して「2番・指名打者」で出場。延長十回に起死回生の同点の適時打をマークすると、一塁上では昨年のWBCを思い起こさせるようなアクションと雄たけびをあげるなど、感情をむき出しにした。2盗塁も記録し、チームのサヨナラ勝ちに貢献する躍動となった。

 一塁上で両手を振り上げ、大谷が感情をむき出しにした。

 「カモーン!」

 1点を追う延長十回に起死回生の同点適時打を放つと、塁上で三塁側ベンチに向かって雄たけびを上げ、仲間を鼓舞。5万859人が埋めた本拠地が興奮に包まれた。ムードがさらに高まり、延長十一回でのサヨナラ勝ちにつながった。

 プレーオフ常連の強豪・ブ軍との一戦。1日のダイヤモンドバックス戦は、休養で今季初めて欠場した。満を持して出場した中、三回1死走者なしの打席では四球を選び、2死から二盗に成功。11試合ぶり、6個目の盗塁で得点圏に進むと、滑り込んだ際にお尻の部分が破けるハプニングに見舞われながらも、4番スミスの中前打で快足を飛ばし、同点のホームを踏んだ。

 2-2の八回1死の打席でも四球で出塁し、2死後に二盗。4打席目まで無安打ながら、今季初のマルチ盗塁で敵軍バッテリーに揺さぶりをかけた。そして土壇場の一打は延長十回1死二塁の場面だった。

 エンゼルス時代の同僚でもある守護神イグレシアスに、追い込まれながらもボール気味の外角低めチェンジアップを中前に運んだ。この日までの得点圏打率は・184。“勝負弱さ”の汚名を返上する1本に試合後のロバーツ監督は「大きなヒットを打って感情を見せた」と称えた。

 大谷の同点適時打で息を吹き返したチームは、延長十一回に新人パヘスが決勝打で今季初のサヨナラ勝ち。仲間たちとベンチから飛び出した背番号17が、フィールドに歓喜の花を咲かせた。

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