楽天日本一の瞬間、仙台視聴率60・4%

 今月3日にテレビ朝日系が生中継し、プロ野球・楽天が巨人に勝利して球団創設9年目での日本制覇を達成した日本シリーズ第7戦の視聴率が、連休明けの5日、明らかになった。

 関東地区では、番組平均27・8%を記録。瞬間最高は、試合終了後に楽天ナインが歓喜に沸いた午後9時58分に45・3%をマークした。

 また楽天の地元・仙台地区では平均44・0%を記録。最高は9時55分の60・4%だった。

 ◆今世紀の高視聴率を記録した日本シリーズ中継

 【関東地区】02年・巨人‐西武(第1戦/30・5%)…ともに圧倒的な強さでリーグ制覇した、就任1年目の巨人・原辰徳監督、西武・伊原春樹監督の対決。

 【全地区】…06年・日本ハム‐中日(最終第5戦/52・5%/札幌地区)…北海道に本拠を構え3年目の日本ハムが球団44年ぶり日本一。引退表明していた新庄剛志選手がラストを飾る。瞬間最高73・5%。

 ◆第6戦の番組平均は今世紀2位

 2日に楽天・田中将大投手が160球完投しながらも黒星を喫し、昨季からの連勝記録が30でストップした第6戦はTBS系で中継され、関東地区で28・4%(瞬間最高38・1%)。02年シリーズに次ぐ、今世紀2位の数字だった。

 ◆第7戦

 楽天、巨人が対戦成績3勝で迎えた最終第7戦は、楽天が序盤から好機に着実に得点を挙げて四回までに3‐0とした。このリードを、美馬学‐則本昂大の両投手が無失点でつなぎ、九回は前日第6戦で160球を投げていたエース、田中将大投手が連投登板。完封リレーで巨人打線を抑え、星野仙一監督が東北の夜空に舞った。

 今シリーズは楽天が初出場したことに加え、初戦から接戦の好試合が連続したことで各地区で高い数字を連発。関東地区では初戦視聴率が10年ぶりの20%超となり、第1戦22・5%、第2戦20・3%、第3戦16・3%、第4戦20・3%、第5戦23・6%で推移。

 (数字はビデオリサーチ調べ)

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