大谷 プロ最速158キロでプロ初完封
「日本ハム3-0西武」(13日、函館)
日本ハムの大谷翔平投手が13日、北海道函館市で行われた西武7回戦でプロ初完投、初完封で4勝目を挙げた。6被安打、9奪三振、3四球。五回にはプロ最速となる158キロもマークした。今季6度目の先発、通算19試合で17度目の先発登板だった。
この日の大谷は初回から直球主体の投球で西武打線を抑え、四回2死、中村の打席の3球目にプロ最速タイの157キロをマーク。五回2死一、二塁では、木村へのカウント1ボール2ストライクからの4球目にプロ最速となる158キロを投じ、一ゴロに仕留めた。大谷は高校3年の岩手大会で160キロを出している。
試合後、大谷は完封勝利について「守備に助けられ、いい流れでいけたのが良かったと思います」とバックに感謝し、プロ最速の158キロについては「投手有利の風が吹いていましたから。木村さんには打たれていたので気持ちを出しました」と、力のこもった1球だったことを明かした。
大谷は昨年、岩手・花巻東高からドラフト1位で日本ハムに入団。二刀流挑戦で注目を集め、1年目は13試合に登板して負けなしの3勝をマークした。今季はここまで投手として4勝1敗、防御率2・63。打者としては23試合に出場し、打率3割9分、1本塁打、12打点。