囲碁棋士・結城聡九段が始球式
「交流戦、オリックス‐広島」(23日、ほっと)
関西棋院所属の囲碁棋士・結城聡九段が始球式を行った。「武闘派」と称される棋風とは対照的に山なりのボールだったが、ノーバウンドでミットに収まり「何とか届いたという感じです」と胸をなで下ろした。
神戸に移り住んだ約20年前からオリックスを応援しており、特にT‐岡田のファン。今季の好調ぶりに「優勝した95、96年の再現を。そして日本シリーズが見たいです」と顔をほころばせた。
タイトル戦など大一番の経験は豊富だが「緊張の度合いが違いました」と、大観衆の前に立ったこの日は別のプレッシャーがあった様子。結城九段を紹介する場内アナウンサーが「NHK杯を3連覇した」と言うべきところを「NHK杯を3連敗した」と痛恨のミスを犯したが「聞いてる余裕はありませんでした」と苦笑いだった。