大谷、二刀流で真価「体キレてます」

広島・前田健太に勝利し5勝目を挙げ、お立ち台で笑顔を見せる日本ハム・大谷翔平(中央)=札幌ドーム(撮影・会津智海)
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 「交流戦、日本ハム6‐2広島」(4日、札幌ド)

 日本ハムが連勝。先発・大谷がプロ自己最速の160キロをマークするなど、5回3安打1失点で5勝目(1敗)を挙げた。

 大谷は初回先頭の田中、菊池を連続空振り三振を奪った後、3番・丸に対しカウント2ボール2ストライクからの5球目に160キロで空振り三振を奪った。

 高校3年の夏の岩手大会で160キロをマークして以来自己最速タイ。試合後のお立ち台で大谷は「夏場に向けてすごく切れてきて、体もすごく動くようになりました」と時速100マイル(160キロ)球の要因を明かした。

 この日の大谷は7番打者として、0‐1で迎えた五回の第2打席に、広島の先発・前田からセンター前へポトリと落ちる打球を放ち、一気に二塁へ。続く市川のバントで三塁へ進むと、9番・中島卓のレフト前への飛球性の打球がグラウンドに落ちるのを確認後、ダッシュをかけ、スライディングで同点のホームイン。その後にチームは連打で逆転に成功した。

 攻撃面について大谷は「(打球が)落ちてくれという気持ちで走りました。あそこから逆転できて良かったです」と、二刀流の真価を発揮した勝利をスタンドのファンと共に喜んだ。

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