楽天・則本がダル超え交流戦4完封

1回、ゴメスに気迫の投球をみせる則本(撮影・棚橋慶太)
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 「交流戦、阪神0‐4楽天」(21日、甲子園)

 投打のかみ合った楽天が完封勝利。連敗を「4」で止めた。先発の則本は9回を7安打無失点に抑え、今季5度目、今季交流戦4度目の完封で8勝目を挙げた。交流戦のシーズン完封記録「4」は、11年の日本ハム・ダルビッシュ(現レンジャーズ)の「3」を抜いて、歴代単独トップとなった。

 4‐0で迎えた九回には2死走者なしからピンチを招いた。ゴメスに三塁内野安打、マートンに右前打を許して一、三塁。続く今成の打球は一、二塁間へ転がったが、一塁・岩崎の好守で一ゴロとし、スコアボードに9つ目の「0」を刻んだ。

 阪神先発のメッセンジャーは一回と二回、ともに得点圏に走者を進められたが、後続を抑えて無失点。

 だが三回、先頭の岡島を投ゴロに打ち取ったものの、一塁へ悪送球し、無死二塁のピンチを招いた。続く藤田に送りバントを決められ、1死三塁。そして3番・銀次の左犠飛で1点の先制を許した。

 四回は無死二塁からボウカーに右越え2ランを浴び、リードを3点に広げられた。八回、新外国人ラッツに左翼へ適時打を許したところで降板。2番手の榎田、3番手の渡辺は追加点を与えなかったが、打線が則本を攻略できなかった。

 則本の今季完封勝利の内容は次の通り。

 (1)4月18日・日本ハム戦(コボスタ)

 被安打6、与四死球2、奪三振8

 (2)5月22日・DeNA戦(コボスタ)

 被安打2、与四死球0、奪三振11

 (3)5月28日・巨人戦(東京ド)

 被安打3、与四死球1、奪三振7

 (4)6月9日・DeNA戦(郡山)

 被安打5、与四死球0、奪三振10

 (5)6月21日・阪神戦(甲子園)

 被安打7、与四死球0、奪三振8

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