「日本シリーズ第１戦、阪神６－２ソフトバンク」（２５日、甲子園）

　巨人の阿部慎之助捕手（３５）が２５日、ＡＢＣ系列の日本シリーズ中継にゲストとして解説に加わった。

　リーグ優勝を果たしながら、クライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージで阪神に４連敗を喫し、日本一決定戦への出場を逃した。阿部は試合の合間に「（ＣＳは）あっという間に終わって負けてしまった。悔しい思いをしたし、あっという間でしたね」と振り返った。

　解説では阪神・ゴメスについて「インコースを利かしていこうと思った時に、そのインコースを打たれた。そのパターンで（今季は）やられました」と分析。また、序盤は変化球にさえを見せていたソフトバンクの先発・スタンリッジについても「（ボール球も）出だしはストライクに見える」などと現役選手の目線で解説した。

　甲子園の放送席から超満員のスタンドを見ながら、阿部は「吸い込まれそうになる。球場が揺れるというかそういう錯覚に陥ります」と表現。その中でソフトバンクの内野陣が、アウトを取った後などに素早い球回しを披露することに、「お子さんたちに見てもらおうという姿勢ですかね。巨人でもマネをしてほしい」と感心していた。