立大・斎藤俊介が復活の2回完全3K
「社会人-東京六大学対抗戦、東京ガス6-3立大」(6日・神宮)
立大の4年生右腕・斎藤俊介投手(成田)が、リーグ戦開幕を前にケガからの復活をアピールした。四回から登板し、社会人を相手に2回を完全投球。四回は3者連続三振を奪ってみせた。
2年春にはリーグ最優秀防御率に輝くなど活躍。しかし、昨春リーグ戦後に右肩の腱盤損傷が判明し、半年間ノースロー。昨秋を棒に振った。故障中は肩周りの筋肉を強化するなど地道なトレーニングを重ね、フォームも下半身主導に改良した結果、球速もアップ。キャンプで145キロを計測するなど、今春は順調な調整を積んできた。
「去年の秋は、僕がいなくなったら優勝争い。悔しい思いがあった」と、今季にかける意気込みは半端ではない。溝口智成監督も「相当いい感じ。春は計算できる」と期待する。本来の投球が戻れば、間違いなくドラフト候補。リーグ戦での完全復活を期す右腕は「直球の威力はケガする前より強くなっている。今は不安はない」と言い切った。