藤井秀悟さん、心臓疾患抱えた野球人生

 昨季限りで現役を引退、今季から巨人の打撃投手を務めている藤井秀悟さん(37)が遺伝性の心臓障害を患っていることを14日、公式ブログで打ち明けた。

 藤井さんはこの日、朝から病院へ行った。そして採血している様子を写真で伝え、「遺伝性で心臓が昔から悪い」ことを明かした。

 その疾患はヤクルト時代に判明した。しかし「現役の時は能力が下がる可能性やドーピングが心配」だったことから投薬は避け、毎年の経過診察だけで過ごしてきた。

 しかし、引退を決めたことで今年1月以降は万一の事態に備え、やっと投薬を受けることになった。

 チームに同行していることから今回は薬が切れて数週間飲まなかった。薬効があるのかどうかははっきり自覚できず、「今日から飲み始めて数ヶ月したら検査」することになった。

 この疾患を抱えていることが分かったとき「心臓が馴染むまで走り始めがキツイのや 走ってる最中にガクッと動けなくなるのは心臓のせいだったのを知った時は ほらね と思った」と、自分の弱点が病気のせいであることに初めて気付いた。

 しかし、あまり周囲には打ち明けなかったのだろう。「走るのが遅い遅いと言われながらも頑張ってきた野球人生だったな」と、人知れず闘ってきた野球人生を振り返った。

 藤井さんは早大から1999年のドラフト2位でヤクルト入団。日本ハム、巨人、DeNAと渡り歩き、昨年10月に戦力外通告を受けた。トライアウトを2回受けたもののオファーはなく引退を決め、12月18日に古巣巨人と、打撃投手として契約した。

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