早大ルーキー小島が初先発11K3勝目
「東京六大学野球、早大7-2慶大」(31日、神宮)
1回戦で6季ぶりの優勝を決めた早大が連勝し、勝ち点5の完全優勝を飾った。
リーグ戦初先発のルーキー左腕、小島和哉投手(1年・浦和学院)が7回6安打2失点で、今季3勝目を挙げた。
140キロ前後の直球はキレ、制球ともに十分。二回と七回に適時打で1点ずつ失ったものの、5者連続を含む11三振を奪うなど、慶大打線をほんろう。スローカーブで緩急をつける投球術も光った。
初体験の伝統の一戦で、堂々の勝利をつかんだ小島は「昨日(先輩左腕の)大竹さんが勝って優勝が決まったので、気分は楽になった。先輩方が打ってくれたので、楽に投げられました」と笑顔。高橋広監督は「早慶戦で勝ち点を落としての優勝は価値が薄れると思う。投手も頑張ってくれて、言うことはない」と、完全優勝に頬を緩めた。
攻めては1-1の同点で迎えた三回に、4番・丸子達也内野手(4年・広陵)の左前適時打で勝ち越し。五回には3番・茂木栄五郎内野手(4年・桐蔭学園)の適時三塁打などで3点を挙げてリードを広げると、九回にも茂木がダメ押しの適時二塁打を放った。