前レンジャーズ藤川、独立リーグ高知へ
米大リーグ・レンジャーズを退団した藤川球児投手(34)が1日、四国アイランドリーグplus・高知に入団すると自身のブログで発表した。
藤川はブログで「僕と妻の生まれ故郷の高知で、未来のスーパースターになるチャンスを持った子供達に僕が投げる姿を見てもらって今後の夢に繋げて貰いたい!(中略)育ててくれた高知から野球人生を再スタートする事に決めました。高知ファイティングドッグスでプレーすることになりました」とつづった。
高知市出身の藤川は、高知商2年時に夏の甲子園に出場。98年ドラフトで阪神の1位指名を受け、12年まで在籍。途中から中継ぎに転向し、ウィリアムズ、久保田とのJFKの一角としてセットアッパーで大活躍。05年にはリーグ優勝に貢献した。07年の46セーブはプロ野球記録。
12年オフに海外フリーエージェント権を行使して米大リーグ・カブスに移籍。カブス(13~14年)、レンジャーズ(14~15年)でプレーしたが、13年6月に右肘の内側側副靱帯断裂でトミー・ジョン手術を受けるなど、故障が相次いだ。
今季は右脚付け根の張りで、故障者リスト(DL)入りして開幕。5月17日にレンジャーズを戦力外となり、自由契約となっていた。
阪神時代は通算562試合42勝25敗220セーブ。投球回数692回1/3で被安打460、奪三振914、自責136、防御率1・77。大リーグでは通算29試合1勝1敗2セーブ。投球回数26回2/3で被安打43、奪三振32、自責17、防御率5・04。
高知も同日、球団ホームページで藤川の入団を発表。「藤川選手の『地元高知から野球人生を再スタートさせたい』という思いを受け、リーグ・球団の理念とも合致することから今回の入団に至りました」と説明し、梶田宙球団社長は「藤川選手の地元球団である、この高知ファイティングドッグスで子どもたちに夢を与えながらプレーしたいという思いをいただき非常にありがたいです。ぜひとも高知の皆さんの前でプレーしていただき、共に高知を盛り上げていただければと思います」などと歓迎のコメントを発表した。